三保松原は、日本三大松原の一つに数えられ、駿河湾に臨む砂嘴を豊かなマツ林が覆い、そこから霊峰富士を望む白砂青松の風景を形成しています。
さらに、日本最古の詩歌集である「万葉集」に記載されて以降、歌枕として数多くの和歌題材となるなど、歴史的にも高い文化価値を備えています。
海岸線一帯のクロマツの林、特徴ある砂嘴と砂浜、そして、雄大な富士山の眺望を併せた優美な三保松原は、大正11 年に、天橋立、岡山後楽園、金沢兼六園などの全国でも著名な名勝景勝地と同時に、現文化財保護法に基づく名勝指定がなされました。
また、昭和26 年には、静岡県立自然公園条例により現「日本平・三保の松原県立自然公園」に指定され、風景地等の保護が図れています。